九份の名物は長い階段です。
旅行のパンフレットなどでもよく出てくるので、ここの写真を見たことがある方も多いと思います。
この階段の道は「豎崎路」という名前がついています。両側にはレトロな雰囲気の店が並んでいます。
夜になると提灯に明かりがともり幻想的な雰囲気となり、まさに九份らしい風景になります。
階段の途中にあるお茶屋さん阿妹茶楼は、九份で最も有名な場所です。
このお茶屋さんは、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に出てくる湯婆婆の湯屋「油屋」のモデルになったと言われています。
階段の更に上は、商店街になっている基山街があります。小さな飲食店やお土産店がぎっしり並んでいるので、昼も夜も賑わっています。
(九份連載:終わり)
執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)