台湾外交部の報道官は,8月2日の定例記者会見でペロシ米下院議長の訪台を巡り,中国が台湾への威嚇を強めていることについて「コメントに値しない」と述べた。
台湾外交部は,中国の反応について把握しているとしつつ,米国側はペロシ議長が訪台するか明らかにしていないことに触れ,この前提は存在しないとした上で,中国の威嚇についてもコメントの必要はないとの立場を示した。
また,米議員の台湾訪問は外交部の重大な任務の一つだと言及し,国際的な友人の訪台は台湾の理解促進につながる上,台湾への支持を示す行動でもあるとし,政府は心から歓迎すると述べた。
ペロシ議長はアジアを歴訪中で,2日夜にも台湾に到着するとの観測が出ている。