火. 11月 26th, 2024

台湾南部に位置する高雄市は一年を通じて暖かく、冬でも日中は半袖で過ごせるほどです。

愛河(アイホー)は高雄市内を流れる美しい河川で、観光名所として知られています。

ライトアップされた愛河

また、愛河はデートスポットとして有名です。夜はライトアップされた中をクルージングすることができます。

愛河は、清朝時代には「打狗川」(犬たたき川)と呼ばれていました。

しかし、名称があまりにも宜しくないので、日本統治時代に「高雄運河」と改称されました。

戦後、河の両側に公園が整備され、沿岸は緑あふれる美しい公園へと生まれ変わり、そこは愛を語り合う恋人たちの憩いの場になりました。

これが愛河と呼ばれるようになった由来です。

愛之船の切符売り場

愛河を訪れたら是非「愛之船」と呼ばれるクルーズに乗り、両サイドの風景を楽しみしましょう。

太陽光エネルギーで動く船

船の特色は、騒音が少なく、環境に優しいアジア最大の太陽エネルギーで動く船で、二酸化炭素の削減に努めています。

船体の底はWの形のスタイリッシュな双胴船デザインとなっていて快適性と安定性を追求しています。

また、船上は開放的な設計なので、見晴らしも良く、高雄の山や海をご覧いただけます。

川沿いの美しい景色や、開発の進むニューベイエリアの最新の景色も楽しむことができます。

船で出発するとすぐ左側に奇抜なモニュメントがあります。

「鰲」のモニュメント

これは伝説上の生き物「鰲(ゴウ)」と言うそうです。

頭は龍、尾は鯉のような形をしており、鯉が滝を上って龍になる中国の伝説を描いているそうです

今年と同じ龍年だった24年前の高雄ランタンフェスティバルでシンボルとして作られたものをそのままモニュメントとして残しています。

アクセス:MRT市議会駅から徒歩。「愛之船」の運行時間は月〜金曜日15:30〜22:00、土日祝日9:00〜22:30。

②に続く

執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)