木. 9月 19th, 2024

近年、台北市周辺で人気の観光スポットは有名な九份のほかに「十分(シーフェン)」があります。

「十分」の最高の見どころは天燈上げです。

天燈が手から飛んでいく瞬間の嬉しさと感動は想像以上で、各国の観光客が集まります。

台湾のローカル線の平渓線沿線にある観光地「十分」は新北市にある歴史的な鉱山町です。

その昔は炭鉱の街として繁栄しましたが、炭鉱が衰退してからは天燈上げで有名になりました。

天燈は孔明灯とも呼ばれ、三国時代の諸葛孔明の発明と伝えられています。

始めはメッセージを伝えるためのものだったが、今は福を祈る道具として使われています。

しかし、落下や発火による火災の恐れがあるため、多くの場所で禁止または制限を設けています。

天燈は竹で底フレームを作り、その上に紙をつけて底を小さくして熱い空気が抜けないようにします。

底のフレームの中央にオイル金紙(神にあげる紙幣)を置いて火をつけると、内側の熱気が外側の冷たい空気より軽いため、徐々に上昇します。

「願い事を書いた天燈を空に飛ばすと、願いが叶う」と言われており、訪れる観光客にとって唯一無二な体験をすることができます。

右から2番目が執筆者の徐氏

天燈上げは祭りなどで挙げられていましたが、現在では毎日10時~18時頃まで体験することができます。

アクセス: 台北駅から東部幹線で「瑞芳駅」に移動し、瑞芳駅でローカル線の平渓線に乗り換えたら「十分駅」に到着です。所要時間は約90分。

料金:天燈の色の数によって料金が変わります。1色150台湾元、4色200台湾元、8色350台湾元

②に続く

執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)