台湾法務部調査局は3月9日,台北や台中など5か所の検察署から100人以上の職員を動員し,14か所を捜索して,60人近くから事情聴取を行い,台湾に所在する違法な中国企業や研究機関を摘発した。
摘発したのは,新竹市にある中国EDAソフト設計公司「全芯智造」の私設研究開発センターなど8社である。
調査局によると,中国は中国企業を大規模に迂回する形で台湾に進出させて,高額の給与で台湾のハイテク産業人材をスカウトし,台湾の高度な科学技術産業の発展を阻害しただけでなく,国家の安全保障にも危害を及ぼした。