火. 11月 26th, 2024

本堂1階展示室の展示内容が2022年4月に大きく変わりました。

入って左側は、この記念堂の主役である蒋介石の説明、右側は国民党から民進党に政権が代わる歴史の流れを説明しています。

再現された蒋介石のオフィス

ここには、蒋介石のオフィスを再現した展示コーナーがあります。オフィスは台湾総統府の中にありましたが、自由に見学できるように、そのままここに移転しました。オフィスは飾りも少なく、とてもシンプルですね。蒋介石はこのオフィスのように無駄のないシンプルな生活をしていました。

蒋介石の愛車

展示している車は、蒋介石が生前に使用していた愛車です。アメリカから取り寄せた防弾ガラス、防弾タイヤを使用しています。

4階ホールには蒋介石の座像があります。壁には、倫理、民主、科学という文字が刻まれていて、国父・孫文が唱えた三民主義「民族、民権、民主」の本質を表しています。座像の台座に書いてあるのは蒋介石の遺言です。両側の側壁にある文章は蒋介石の座右の銘で、「生活の目的は人類全体の生活を豊かにすること」、「生命の意義は宇宙から続いている生命を作り出すこと」と書いています。ここに立っている兵隊さんは忠烈祠と一緒で、1時間ごとに交代式を行います。

 

蒋介石の座像

記念堂の前には宮殿の形をした建物が二つあります。記念堂から広場を見て右側にあるのが国家音楽庁(国立コンサートホール)、左側にあるのが国家劇場(ナショナルシアター)です。

国家音楽庁と国家劇場

執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)