火. 11月 26th, 2024

夏復翔台湾海軍元少将と羅志明元立法委員の2人は,1月5日,中国の統一戦線工作に関与した容疑で台湾検察当局に呼び出された。

2人は容疑を否認して保釈金を支払ったが,検察側が不服を申し立てていたところ,高雄地方裁判所は19日,容疑が濃厚で逃亡の可能性があり,関係者で口裏合わせをするおそれがあるとして,保釈の決定を覆し,拘留を継続することを決定した。

羅は台湾団結連盟の元立法委員で,中国でビジネスをしていた関係から中台双方に人脈を有し,知人の夏を誘い,退役した台湾軍人を中国旅行に招くなどして,スパイ網を築き上げたとされる。

台湾では近年,中国のスパイ網発展に加担する事件が数件起きており,1月初旬には退役空軍少将に執行猶予付き懲役4年の判決が出された。