在中国日本大使館は,3月3日,福島原発処理水の海洋放出問題について,浙江日報のニュースアプリ「潮新聞」から書面取材を受けた際の回答内容全文をツイッターに公開した。
潮新聞は2日,「放射能汚染水130万トンの海洋放出を計画,日本の対応は無責任」と題した記事を掲載。
同メディアは,「近隣国・地域の漁業や漁民が受ける影響について,日本大使館から回答や説明がなかった」と報じたが,日本大使館は,書面取材に対して,「国際的な基準やガイドラインに沿って実施した環境影響評価によれば,生物濃縮などを考慮しても十分な安全性が確保される」などと回答していた。
さらに,同大使館は「海洋放出されるトリチウムの総量は,浙江省の秦山第3原発を含む中国の原発による放出量よりもはるかに少ない」と指摘。