米メディア「ボイスオブアメリカ」は1月12日、香港メディアによる台湾総統選に関する報道が激減したと報じた。
13日に実施された台湾総統及び立法委員選挙は、香港で国家安全維持法が施行されてから初めての選挙となった。
これまで香港の各政党、学術団体、メディアは台湾への選挙ツアーを企画して各陣営の配置や選挙の雰囲気を視察していた。
しかし、今回はこうした多角的な選挙視察活動は見られなくなり、香港メディアによる選挙報道も激減した。
香港記者協会の陳朗昇主席は「国安法の下で過去のように台湾当局や民進党系の組織を訪問することには危険がある。したがって台湾には触れずに取材もしないことが絶対の安全になる。だから視察ツアーは実施しなかった」と述べた。