福島原発処理水の海洋放出が始まった8月24日、中国は日本からの水産物輸入を全面的にストップするとともに、宣伝機関を動員して世論を煽り立て「汚染水排出反対」のキャンペーンを大々的に展開した。
中国の対応は、韓国や台湾とは明らかに異なっており、本当の狙いは民族主義的感情を利用して台湾問題などでの日本の立場を攻撃することにあるとの見方を、25日付けの米メディア「ラジオ・フリー・アジア」などが報じた。
有識者の見解の中には、「日米韓が連携する中、日本を外交的に孤立させ、日本の評判を落とすことが狙い」、「中国国内の失業率の高さなど人々の不満を日本に向けるのが狙い」との指摘もある。