象山登山歩道は、台北101がよく見えることから現地の方はもちろん外国人観光客にも人気のウォーキングコースとなっています。
象山は台北市街の東側、最近開発が進んでいる信義エリアにある「四獣山」の中でもっとも高い山(標高183m)のことです。
周辺には虎山、豹山、獅山、と動物の名前を冠した山が点在していて、象山を含めた4つの山を総称して四獣山と言います。
象山は、MRT駅から歩いていけるため、アクセスはとても便利です。また、石畳階段をずっと歩いていけば、自然を楽しみつつ、道に迷うことなく山頂に到達することができるので、気軽に山登りを楽しむことができます。
登りやすい山なので、登山初心者や子供連れの家族でも楽しめるのが魅力です。
象山には登山道がいくつかあり、ゆっくり平坦なコースを長く歩くか、傾斜がきつく短いコースを選ぶかによって登山にかかる時間は変わります。
台北盆地が見渡せる展望台のあるところまでサクッと登るだけであれば、往復1時間あればいいでしょう。ゆっくり山歩きを楽しみながら完歩したいのであれば、2~3時間くらい見ておいたほうが安全です。
MRT「象山」駅2番出口から象山公園を通り過ぎて徒歩10分ほど進むとT字路となり、左手の環球世貿大樓の脇を進むと右側に登山口が見えます。
登山口の前には、2022年8月11日にオープンした「%Arabica珈琲」の台湾1号店があります。同店は京都に拠点を置く日本のコーヒーチェーンブランドで、台湾でとても人気です。下山の際には一杯を買って楽しんでみてください。
ここでやっと登山口に着きました。
ここからなかなか急な階段ですが、地元の方のウォーキングコースにもなっている初級の山なので、きっとなんとかなるはず!元気に出発しましょう。
象山登山歩道②に続く
執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)