香港カトリック教会の最高指導者である周守仁司教が4月17日から21日までの日程で中国を訪問した。
フランス国営放送「RFI」が4月18日に報じた。
香港の司教が中国を訪問するのは1985年以来となる。北京教区の李山司教の招きに応じて訪中した。
中国には約1200万人のカトリック教徒がいるが,バチカンに忠誠を誓う地下教会と政府が管理する愛国教会に分裂している。2018年には双方がローマ法王をカトリックの最高指導者と認めることで合意。
2022年10月には,中国での司教任命について協議を続けることで合意していたが,最近中国側が上海の司教を一方的に任命したため,バチカン側が約束違反だと非難するなど,関係が悪化している。
人口700万人の香港には,40万人のカトリック教徒がいるとされる。