台湾の「台湾民意基金会」が6月21日に発表した民意調査結果によると,「中国が台湾を武力侵攻した場合,ウクライナと同様に台湾は100日以上持ちこたえられると信じるか」との問いに対し,「大いに信じる」が17.2%,「まあ信じる」が20.6%,「あまり信じない」が28.6%,「全く信じない」が22.4%,無回答が11.2%だった。
この結果は,台湾人の半数以上(51%)が中国の武力侵攻に100日以上持ちこたえることはできないと考えていることを示した。
教育レベル別では,教育レベルが高いほど,「持ちこたえない」と考える傾向が強く,地域別では台南市,高雄市が「持ちこたえない」と考える傾向が強い結果となった。
訪日時にバイデン米大統領が「中国が台湾侵攻した際,米国は台湾防衛のため軍事介入する」と述べたことに対し,バイデンの発言を「大いに信じる」との回答は10.5%,「まあ信じる」が29.9%,「あまり信じない」が28.8%,「全く信じない」が22.1%,無回答が8.7%だった。