火. 11月 26th, 2024

4月18日のフランス国営メディア「RFI」は,周小川・元中国人民銀行総裁が人民元の決済システムでは国際銀行間通信協会(SWIFT)の代替にはならないと述べたと報じた。

ロシアがウクライナへの軍事侵攻による国際的な金融制裁を受けて以降,中国では,デジタル人民元の普及と人民元の国際決済システム「CIPS」によるSWIFTの代替を目指すべきだとの主張が出ている。

これに対し,周小川・中国金融学会長(元人民銀行総裁)は,16日のフォーラムで,CIPSによる国際決済の取引量は少なく,SWIFTの代替にはならないと述べた。

また,デジタル人民元は,一般消費者の使用を念頭に設計しており,外国に打撃を与える兵器のような使い方は妥当ではないと述べた。