木. 9月 19th, 2024

在米中国語メディアの「多維新聞」は,3月31日,「北京が台湾独立の定義を極限に収縮」と題した記事を掲載した。主な内容は以下のとおり。

・ 中国から見た台湾独立は,蔡英文政権が憲法を改正したかどうかとは関係なしに,完全に中国側の主観で規定される。

・ 中国は,米台間のハイレベルな政治的交流を「台湾独立」支持に等しいとみなしている。また,地図や台湾駐在機関の名称を台湾とする動きも「台湾独立」支持とみなす。さらに,中国はインド太平洋戦略を「アジア太平洋版NATO」と捉えている。

・ 米国が蔡英文政権を支持する限り,それは「台湾独立」支持であり,米国が台湾の政治的,軍事的地位を引き上げたり,台湾の国際空間拡大を支援する限り,それもまた「台湾独立」支持である。

・ この10年間での中台関係の変化は,本質的に米国の対中戦略,世界戦略の転換の必然的な結果である。