火. 11月 26th, 2024

台湾には唯一古跡に指定された鉄橋があります。

それは日本統治時代に飯田豊二技師が設計して建設した「大樹郷旧鉄橋」です。

「大樹郷旧鉄橋」は、虹模様のアーチ型の橋が高屏渓にまたがっていて、かつてアジアで一番長い橋という名声を得ていました。

当時、高屏渓は下淡水渓と呼ばれていたため、旧鉄橋は下淡水渓鉄橋とも呼ばれました。

「大樹郷旧鉄橋」は現在運営されておらず、観光地として整備され、天空の歩道として無料開放されています。

列車は旧鉄橋に並んでいる新鉄橋を通過するため、旧鉄橋から列車が往来する様子を楽しむことができます。

古い鉄橋は、高屏渓の上に灰色の姿でそびえ立ち、依然として大樹区の誇らしいランドマークであり続けています。

高雄市政府は現在「大樹郷旧鉄橋」下の高屏渓河岸空間を自然生態公園として計画しており、園内には大芝生、人工湿地、煉瓦窯、日本式建築、自転車道路などがあります。

背景の「大樹郷旧鉄橋」とマッチしてレトロな雰囲気を醸し出しており、隠れた穴場となっています。

所在地:高雄市大樹區旗甲公路21號

アクセス:台湾鉄路「九曲堂駅」から徒歩で約20分

大樹郷旧鉄橋(高雄市大樹区)②に続く

執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)