火. 11月 26th, 2024

迪化街(てきかがい、ディーホアジェ)は、台北市で最も古い老街(ラオジエ)の一つで、昔ながらの街並みと新しい文化が融合した観光スポットしても魅力的な問屋街です。

19世紀中頃の清朝末期、貿易や船荷を扱う商店が街を形成し始めた頃を起源とし、当時は「大稻埕」(ダーダオチェン)と呼ばれていました。

当時、台湾で重要な輸出品は、砂糖、樟脳、茶葉であり、大稻埕は淡水川の河川港として、特に茶葉の積出港となっていました。

この「大稲埕」という地名は、この地の住民が、水田を作って、刈り取った稲籾を干すための大きな空き地を「大稲埕」と呼んだことが由来とされています。

日本統治時代の迪化街の様子

20世紀初頭の日本統治時代は、台湾全土から乾物、漢方薬、茶葉、布などを扱う商店が集結し、台湾の主要な商業エリアとなりました。

戦後になって「迪化街」と呼ばれるようになりました。

迪化街は台湾一の漢方、乾物、布問屋街として賑わっています。

バロック様式の建造物

迪化街に入ると、大正期のバロック様式の建築物が数多く現存している様子から、まるで古い歴史の時代に迷い込んだようなレトロな雰囲気を味わうことができます。

清末から発展し、ここは台湾の茶葉、漢方薬や布など様々な卸売品の集散地でもあります。

迪化街は、台湾の商業発展の中で初期の姿を残しています。

迪化街の店舗の多くは、店と居住の機能を兼ね備えていて、店はそれほど広くありませんが、奥に広がる居住スペースは広くなっています。

迪化街 – Google マップ

アクセス:MRT双連駅から民生西路を西へ徒歩約10分。バス「大稻埕」停留所より徒歩3分、「南京西路口」停留所より徒歩3分

②に続く

執筆:徐啓祥(台湾人ガイド)