金. 9月 20th, 2024

ダライ・ラマ14世は,7月15日,チベット亡命政府があるインド・ダラムサラからカシミール地方のラダクに飛行機で移動し,1か月にわたる同地訪問を開始した。

中国と国境を接するインド・ラダクでは,2020年6月にインド軍と中国軍の大規模な軍事衝突が起きている。

インド政府は,19年にラダクを中央直轄区にしており,ダライ・ラマのラダク訪問は直轄化以降初めてであり,また,ダライ・ラマがダラムサラを離れたのは,新型コロナの流行以降初めてとなる。

ラダクの空港では,多数の住民がダライ・ラマの訪問を熱烈歓迎した。

なお,インドのモディ首相が7月6日のダライ・ラマの87歳の誕生日にTwitterで祝賀メッセージを送ったことに対し,中国外交部は,「インドは言行を慎重にし,チベット問題を利用して中国の内政に干渉することがないように」とコメントした。