中国人民解放軍東部軍区の報道官は,6月1日,「東部軍区は最近,台湾島周辺の海空域で準備警戒行動をとったが,米国と台湾の結託に対する必要な行動だった」とする声明を発表した。
声明では,米国が台湾問題で「あれこれやっていることは明に暗に台湾独立勢力を支援し,台湾を危険な方向に向かわせているだけでなく,自らも厳重な結果に直面することになる」と非難した。
米議会のダックワース上院議員が台湾を訪問した5月30日,中国空軍は台湾の防空識別圏内に今年1月以来の規模となる大量の軍用機を侵入させた。台湾側によると,中国は22機の戦闘機や電子偵察機,早期警戒機などを延べ30回飛行させた。