米国営メディア「ボイス・オブ・アメリカ」は,3月24日,「秦剛駐米中国大使が23日,香港フェニックステレビの取材で,中国とロシアの協力に忌避すべき分野はないが,守るべき一線はあるとして“国連憲章,公認された国際法及び国際的な基本ルール”を挙げた」と報じた。
同記事では,「中露両国は2月の首脳会談を受け,双方の協力に上限はなく,忌避すべき分野もないと共同声明で確認したが,米ブルームバーグによると,秦剛大使は中国政府関係者として初めて声明を修正した」と指摘した。
また,「中露首脳の共同声明は,1950年代のソ連と中国の同盟関係が復活したような印象を与え,米国など西側諸国の不安を招いた上,ロシアによるウクライナ侵攻後も中国政府関係者や世論,メディアの報道がロシア寄りであることから西側の懸念が深まっていた」などと報じた。