ウクライナ・メディアの「Weekly Mirror」は,3月12日,ロシアの6項目の休戦条件について,「信頼できる外交筋」から情報を得たとして,次のように報道した。
第一に,ウクライナはNATO加盟要求を放棄して中立を保ち,ロシアがウクライナの安全を保障すること
第二に,ウクライナの第二公用語をロシア語にし,ロシア語に関するあらゆる制限を撤廃すること
第三に,クリミア半島に対するロシアの主権を認めること
第四に,「ドネツク共和国」と「ルガンスク共和国」の独立を承認すること
第五に,ウクライナの脱ナチス化,過激民族主義・ナチス・ネオナチ政党の禁止,ナチスなどを賛美する現行法を廃止すること
第六に,ウクライナは攻撃用武器を完全に放棄し,「非軍事化」をすること
同紙は,6項目に同意することは「降伏」に等しく,その要求のほとんどがウクライナ憲法に明記しなければならないものであり,反ロシア的なウクライナの現政界にとって,激変となるであろうと報じた。