張士鵬さんのインタビュー後半です。
出身は台湾のどちらですか。
私は桃園市の出身です。偶然ですが、会長をはじめ現在の留学生会役員の6割は桃園市出身者となっています。
ご家族のことを教えてください。
両親と私の3人家族です。両親はそろって親日家で、先ほど話したように私が幼少期から家族旅行で日本を訪問する機会が多く、北海道、四国、九州、沖縄などの各地を訪れました。私が日本に留学する際には両親が応援して支えてくれました。
今年の夏季休暇には台湾から両親が訪日して一緒に観光します。私と両親は名古屋で合流して、犬山城をはじめ同市周辺を観光するほか、伊勢神宮まで足を伸ばす予定です。
台湾の友人と集まったときはどのようなことをしますか。
台湾の友人と集まったときにはカラオケに行ったり、皆で酒を飲んだりします。私の周りには日本のアニメやカルチャーが好きな友人が多いため、アニメなどの話をよくします。
そのほか、台湾に帰省した際には日本で体験した出来事や不思議に思うことなどを友人に話しました。台湾と日本で大きく違うことは、人との距離感だと思います。日本人は台湾人と比べて、人と距離を置く感じがするので、ちょっとよそよそしい印象を受けます。日本人と接していると、もっとフランクに接してほしいと感じることがあります。
一方で、日本の役所は、対応が親切なのでとても良いと思います。台湾の役所は親切でない職員が多いため、日本の行政サービスは素晴らしいと思います。
張さんの趣味や特技を教えてください。
私の趣味はスケートボードです。しかし、日本にスケートボードを持ってきていないので、現在はフィンガーボードをやっています。フィンガーボードはミニチュアのスケートボードを指で滑らせてトリックを決めるもので、本物さながらの難しさと面白さがあります。国際大会も開かれていて、日本でもフィンガーボードのショップが主催する大会が開かれています。
日本の好きなところは？
日本の好きなところは四季折々の季節の変化を楽しめるところです。留学生会では日本の四季を楽しむためのイベントを企画しており、春には大濠公園で花見会を開きました。また、私は日本の建物、とりわけ神社仏閣や城跡が好きで、よく観光します。
将来の方針や夢があれば教えてください。
将来のことは悩んでいるところです。博士課程に進学するのか、それとも就職するのか。加えて、台湾には４カ月の兵役義務があります。４か月とは言え、大事な時間を取られるため、どのタイミングで兵役に就くかも決めなければなりません。
将来的に仕事以外では、スケートボードショップのオーナーになるのもいいなと思っています。
張士鵬さんありがとうございました。