フランスメディアの「フランス国際ラジオ」は，８月２４日，中国が安倍元総理の国葬に王岐山元国家副主席を派遣する可能性があると報じた。
日中両国は，１７日，天津市で第９回ハイレベル政治対話を行った。楊潔篪政治局委員は，対話で「中日２千年の交流史と国交正常化５０周年の歩みは，平和共存と友好協力とが唯一の正しい選択であることを示している」と指摘し，「世界の複雑な情勢のなかで中日関係が地域と世界全体に対して持つ意義はますます鮮明になっている」と述べた。
中国は，対米関係が日増しに緊張するなかで，日本との官益が行き詰って動きがとれなくなることを望んでいない。日中国交正常化５０周年の記念活動は実施される模様で，今回の政治対話が一つの転機になったと言えるであろう。
日中関係を改善したいとの中国側の思いは鮮明になっている。
９月２７日に行われる安倍元総理の国葬で，中国は令和天皇の即位と同様に王岐山を派遣する可能性がある。