木. 9月 19th, 2024

台湾の電子機器受託製造最大手である鴻海精密工業の創始者・郭台銘氏が8月28日、来年の台湾総統選への出馬を表明した。

現時点で、総統選出馬予定者は、頼清徳副総統(民進党)、侯友宜新北市長(国民党)、柯文哲前台北市長(民衆党)が立候補を表明しており、郭氏で4人目となる。

郭氏は出馬の理由として、「野党陣営の一本化に努めてきたが、候補者たちは国家の将来について全く語っていない。企業家が国を治める時代が来た。中台関係を安定させるとともに20年以内に1人当たりGDPでシンガポールを抜き、アジアで最も豊かな国にする」と訴えた。

台湾の総統選規定では、郭氏が立候補資格を得るためには11月2日までに有権者30万人の署名を集める必要がある。

仮に資格を得たとしても、国民党と支持層が重なるため、野党間で票を奪い合うことになる。