台湾の行政院大陸委員会は、8月24日、中台の観光交流を再開させる戦略の一環として、中国からの団体旅行とビジネス旅行に関する制限を緩和すると発表した。
台湾は昨年10月、外国からの旅行を解禁していたが、中国人は除外されていた。
大陸委員会は28日から中国からのビジネス旅行の制限を緩和するほか、9月1日から第3国に在住する中国人による台湾観光申請を再開するとした。
台湾移民署によると、コロナ以前の2019年の第3国在住の中国人による台湾旅行は、のべ9.3万人であった。
中国からの団体旅行再開については、24日の発表から1か月間を準備期間として、中国側の反応を見て具体的に実施日を確定するとした。
初めの段階は、1日当たりの中国人観光客を2000人に制限する。
一方、中国側は台湾の団体旅行を認めておらず、現在のところ、個人のみが訪中できる。