金. 9月 20th, 2024

台湾と外交関係にある中央アメリカに位置するホンジュラスのカストロ大統領が3月14日,中国との国交樹立手続き開始を指示したとツイッターで明らかにした。

台湾が外交関係を持つ国は馬英九政権時代(2008~2016)には22か国だったが,ホンジュラスが断交すると13か国となる。

台湾外交部は15日,「中国の目的は台湾の外交空間を圧迫することで,中国はホンジュラスとの関係を発展させるつもりはない。誤った決定を見直すよう求める」との声明を発表した。

ドイツ紙「ドイチェ・ベレ」は,消息筋の話として「ホンジュラス側は台湾にエネルギー開発などへの資金援助を求めていたが,台湾側は答えていなかった。援助を約束していれば今後12年は外交関係が継続できた。台湾は事前に断交の可能性を察知していたが,ウクライナ問題に気を取られ中南米情勢の判断を誤った」と報じた。