2025年6回目のインタビューは、中国語(台湾華語)コーチングをしている在日台湾人の陳虹樺さんに2回目のインタビューを行いました。陳さんとお会いするのは約2年ぶりです。本日は、陳さんの近況や台湾と日本の子育ての違いについてお話を伺いました。
陳さん本日はよろしくお願いいたします。陳さんとは約2年ぶりにお会いしますが、陳さんは本を出版されたようですね。
はい、第1回のインタビュー後の2023年12月に、「社会人でもイチから中国語が身につく日本にいても中国語でスラスラ会話ができる本」を出版しました。この本は、中国語の上達のために心を込めて書いた本です。当時、第一子の育児休暇中であり、“育休中に何か一つ達成できることをやりたい”という気持ちから上梓しました。読者の好評を得て、Amazon3冠を獲得することができました!
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おめでとうございます。本を書くにあたって注意した点や苦労した点はありますか。
今回、自費出版だったので、出版会社は装丁はきれいにしてくれましたが、校正は自己負担だったため、夫のサポートを受けながら自分たちで校正しました。私は、何をするにしても環境が大事だと思っています。子育てをしながらの執筆は大変でしたが、少しでも多くの人の中国語学習の環境づくりに役立てるよう、執筆活動に励みました。本を出版することによって人生変わったという人もいますが、私の場合は読者が少しずつ増えていくのを実感し、その喜びをしみじみと噛みしめています(笑)
素敵です。現在もIT関係の仕事と並行して中国語コーチングを続けられているのですか。
はい。今年2月に第二子となる男の子が生まれたため、現在、IT関係の仕事は育児休暇中ですが、中国語コーチングの仕事はしています。私は、2024年にオンライン専用の台湾中国語スクールを立ち上げました。これまでは主に個別レッスンを行っていましたが、現在は、6か月間の台湾中国語スクールを運営しており、ご自身のペースで学んでいただきながら1か月に1度集まる勉強会などを提供しています。
スクールを立ち上げた目的についてお伺いしてもよろしいですか。
私は、中国語のコーチングや中国語レッスンを通して、伸びる生徒と伸びない生徒の差は、レッスン以外で中国語に触れる時間の差であることに気づきました。実際、長年にわたり中国語学習を行っている受講生もいますが、学習歴の割には中国語能力が身に付かないことに悩む人もいました。私は、語学をはじめ、何かを習慣化するには、そのための環境が重要であると思います。そこで私は、レッスン以外の時間を中国語学習に充てることができない人に、少しでも中国語に触れる時間を提供するため、スクールを立ち上げました。
オンラインだと自宅で中国語学習ができるから良いですね。台湾中国語スクールを受講されている方々は、どういったきっかけでこのスクールを知る方が多いのでしょうか。
私のブログ(https://ameblo.jp/rainbow201906)を見て知ってくれる人がほとんどです。オンラインレッスンのため、関東や東北、台湾在住の方など色々な地域の受講生が参加しています。私のスクールに参加する受講生は、台湾が好きな人、中国語を勉強しているけど会話やリスニング能力をもっと高めたい人が多いです。
台湾中国語スクールでは、何人くらいの受講生を受け入れていますか。
昨年は、第1期生8人が受講しました。今年の第2期も受講生は8人で、9月からスタートする予定です。もうすぐ開講のため、今はレッスンの準備に追われています(笑)
#14―②に続く