火. 7月 1st, 2025

台湾国営メディア「TAIWAN TODAY」によると、台湾外交部は6月18日、G7首脳が台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したことを感謝すると報告した。外交部によれば、6月15日から17日にカナダのカナナスキスで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の議長総括で、G7首脳は東シナ海と南シナ海における中国の威圧的行動に対する懸念と、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。法の支配に基づく、自由で開かれたインド太平洋地域の重要性を強調し、有害な過剰生産を行う中国の非市場的政策や慣行への懸念が示された。

このG7サミットは、6月11日に東京で行われた石破茂首相とアレクサンデル・ストゥブフィンランド大統領の会談に続くものであり、日本とフィンランドの共同声明では、東シナ海と南シナ海の現状を武力や威圧によって強制的に変更しようとする中国に対して強く反対し、台湾海峡の問題の平和的解決を呼びかけると発表した。

これを受けて、外交部の林佳龍部長は、今年3月と4月のG7外相声明に続き、G7が再び台湾海峡の平和と安定への支持を示したことについて、「台湾海峡の平和と安定が国際社会の共通認識となっていることを裏付けるもの」だとして謝意を示した。また、「台湾海峡の現状維持は世界の安全と繁栄に不可欠であり、国際社会の責任ある一員として、台湾はこれからも国際社会と連携し、自由で開かれたインド太平洋地域を守っていきたい」と述べた。