台湾外交部は、7月24日、中国が動画投稿サイト「TikTok」を通じて、「米国が台湾海峡で軍事衝突を起こそうと狙っている」という内容の動画を拡散し、台湾総統選に悪影響を与えようとしていると批判した。
問題の動画は、「いかに台湾海峡での戦争を誘発し、中国の発展の勢いを抑えるか」と題する約5分間のもので、多数の写真などを使って、「米国は中国を怒らせて台湾海峡で戦争を起こそうと狙っている。開戦後に死ぬのは中国人と台湾人だ。これこそが中国の平和的な発展を徹底的に押さえ込もうとする米国の戦略だ」と主張している。
台湾外交部の発表によると、こうした動画は2021年以降、ネット上で拡散されているという。
台湾外交部は、「台湾海峡の緊張は、台湾や米国にあるのではなく、中国の対外拡張の野心がもたらしている」と反論した。